相続人の中に未成年者がいる場合に必要な手続き

子供01亡くなった人から財産を相続する相続人の中に、未成年者が含まれている場合については、家庭裁判所での特別な手続きが必要となる場合があります。
例えば、家族のなかで夫が亡くなり、その妻と未成年である子供が財産を相続するといった場合が挙げられます。
この場合、未成年の子供の法定代理人は、親権者である妻ということになりますので、本来であれば妻が子供に代わって遺産分割協議に参加することになります。
しかし、妻に分割される遺産が多くなれば、子供のほうの遺産の取り分がそれだけ少なくなるという、利益が対立する関係となってしまっているため、このままでは子供の不利益となりかねません。
そこで、親権者は子供のために、家庭裁判所に対して特別代理人を選任するように申立てを行い、裁判所の審判により選任された特別代理人が、子供に代わって遺産分割協議に参加することになります。
この手続きにあたっては、申立書とともに、申立人である親権者と未成年の子供の戸籍謄本、特別代理人の候補となっている人の戸籍謄本と住民票、遺産分割協議書の案などが必要となります。
裁判所により正式に選任を受けた場合には、そのことが明記された審判書とよばれる書類が交付されます。

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